おとえほ(お父さん、絵本読んで)

一児の父が綴る絵本紹介ブログです。3~6歳向けの絵本中心です。

『アンパンマンとやきいもまん』原作:やなせ たかし

 

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アンパンマン・アニメ ミニ」シリーズの中の一冊。
(裏表紙を見ると、発行時点で全20巻の内の18巻目にあたるようです)

 

テレビアニメの部分部分のシーンをバックに台詞が書かれたアニメ絵本ですね。

 

それでは読み聞かせレビューです!

 

【読み聞かせにかかる時間】

□5分未満

☑5分以上~10分未満

□10分以上

ページ数:20P

 

【子供の反応】

この本を子供が選んだのが冬だったのは、自宅近くに焼き芋屋さんが来る時期で焼き芋屋さんに興味があったからだったような気がします(笑)。

 

アンパンマンをはじめ、ばいきんまんカレーパンマンドキンちゃんなどお馴染みのキャラクターに加えて本作では焼き芋屋2代目見習いで修行中の“スイートポテト=ジュニアくん(通称ジュニアくん)”が出てきます。

 

息子はジュニアくんよりも調理が可能な移動式屋台の方が気に入った様子でしたが…。

 

物語の内容は…

 

ばいきんまんが悪さをする→アンパンマン(とカレーパンマンが)が成敗→一件落着

 

という何十年も続く鉄板の流れですが、やはり子供には分かりやすく楽しいようです♪

 

【おすすめキーワード】

アンパンマン ・カレーパンマン

 

【学べることキーワード】

・焼き芋屋さんの屋台 ・美味しい焼き芋を作ることの難しさ ・相変わらず高すぎるジャムおじさんの技術 ・二代目としての悩み ・家業を継ぐ事への抵抗 ・ただ焼くだけじゃねえ!心を込めて焼くんだ!

 

【読み聞かせのポイント】

 ジュニアくんの心境の変化がメインとなるので、場面ごとにジュニアくんの感情と成長が分かるように強調して読んであげると良いかと。

 

子供は気になるであろう焼き芋屋台の説明も忘れずに♪

 

3~4歳でもレギュラー陣のキャラクター説明は不要でした。

(さすがアンパンマンシリーズ・・・)

 

【この本を読んで-大人の感想文-】

今も昔も変わらない絵柄と世界観のアンパンマンシリーズ。

 

アンパンマンと言えばこのアニメの絵柄というイメージが定着していますが、アニメ化されたのは私が小学校1年生の時で1988年のことでした。

 

ですので当時、幼稚園に置かれていたアンパンマンの絵本はやなせたかしさん原作のものしかなく絵柄やキャラクターの雰囲気も少し違ってたことを記憶しています。

 

TV放送が始まってすぐにアニメ版アンパンマンの人気は爆発的なものになりました。

 

しかし、やなせたかしさんが考える“子供に伝えたいこと”はアニメ版でも時代が変わってもずっと同じなんだなと改めて感じました。

 

【購入情報】

原作:やなせ たかし
出版社:フレーベル館
発行日:1992年1月