『すすめ!かいてんずし』岡田 よしたか
擬人化された食べ物シリーズで人気の岡田よしたかさんの絵本ですが、本作の主人公は回転寿司です!
もちろん回転寿司屋さんではなく、回転している寿司の方です(笑)。
設定からしてツッコミどころ満載ですが、作中では握りのタコが醤油さしやたい焼きにツッコミをいれていたりと想像のさらに上をいっておりました(爆笑)!
それでは読み聞かせレビューです!
【読み聞かせにかかる時間】
□5分未満
□5分以上~10分未満
☑10分以上
ページ数:32P
【子供の反応】
『うどんのうーやん』で衝撃を受けていた関西弁とストーリーでしたが、さらに冒険性が高まった展開にうーやん以上にウケていました。
「ノラネコぐんだんでも(お寿司が)お外に行ってたよね~」と、同じく回転寿司が登場する『ノラネコぐんだん おすしやさん』を思い出していました。
是非、回転寿司名作絵本の読み比べをしてみて下さい!
どちらもメチャクチャですが(笑)。
切り身の状態と切り身にされる前の海に泳いでいる状態の魚が同時に海にいて会話をしているという凄いシーンもありますが、元々こういう形だった魚が捌かれてこうなったということを説明するには教育的に非常に良いシーンだったかと。
それと新しい関西弁も少し覚えました!
【おすすめキーワード】
・寿司 ・冒険 ・食べられる喜び
【学べることキーワード】
・関西弁 ・ツッコミ ・運命には従う ・点呼 ・グループ登山の要領で
【読み聞かせのポイント】
『うどんのうーやん』同様、やはり最初は関西弁には苦労します(苦笑)。
様々な寿司ネタが登場しているので、解説をしつつ明らかに変なものを見つけて一緒に楽しみましょう。
海で本体(?)との再会シーンでは、「この魚がこれになって・・・」と関連付けを忘れずに!
【購入情報】
作:岡田 よしたか
出版社:ひかりのくに
発行日:2017年9月