おとえほ(お父さん、絵本読んで)

一児の父が綴る絵本紹介ブログです。3~6歳向けの絵本中心です。

『はしれ!たくはいびん』作:竹下 文子/絵:鈴木 まもる

 

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竹下文子さんと鈴木まもるさんコンビによる人気の乗り物絵本シリーズ。

 

今回は宅配便ということで、様々な大きさの宅配車が登場します。

 

集荷からお届けまで、日常では見えない荷物の流れがよく分かります♪

 

それでは読み聞かせレビューです!

 

【読み聞かせにかかる時間】

□5分未満

☑5分以上~10分未満

□10分以上

ページ数:32P

 

【子供の反応】

自宅のインターホンが鳴ると「宅配便だ!おもちゃかな!?」と期待して玄関に飛び出していく息子。

 

宅配便=自分にとって良いものを届けてくれる人(車)という勝手なイメージが先行しているようですが(笑)、宅配便の車両自体トミカの中でもお気に入りのようでよく遊んでます。

そんな息子が夢中にならないはずもなく、それまで車両のことしか知らなかった宅配便の裏側(物流の流れ)が見れてとても興奮していました!

 

【おすすめキーワード】

・ はたらくくるま ・宅配便 ・宅配車 ・宅急便 ・物流

 

【学べることキーワード】

運送業のお仕事 ・物流の流れ ・正確な大量輸送 ・最近はネット注文が増えて大変でしょう…(申し訳ない)

 

【読み聞かせのポイント】

送り主の元からお届け先の家までの荷物の流れが丁寧に描かれているので、預けられた荷物を見失わないように追っていきましょう。

 

場面や場所によって使用される車両の種類も変えているので、その辺の補足説明もしてあげると良いかもしれません。

 

鈴木まもるさんの本では定番の、特に街中での他の車両の書き込まれ具合も健在ですのでじっくりと見てください!

 

【この本を読んで-大人の感想文-】

タイトルに「はしれ!」とありますが、小物一つからネットでの注文が簡単に出来てしまい、即日配送したあげくに不在で再配達など大変な思いをされている運送業界事情を知ってしまうと「はしれ!(急げ!)」とは言えませんね(苦笑)。

 

ものの大きさや種類に関わらず、無事に正確に配送するという完成された物流システムの流れがこの本には描かれています。

 

今や普通に日常生活にある宅配便ですが、それを支える物流システムを支えているのは人間です。

 

感謝しつつ、なるべく手間をかけないようこれからも使わせてもらおうと改めて思いました。

 

【購入情報】

作:竹下 文子
絵:鈴木 まもる
出版社:偕成社
発行日:2005年12月