『くるま かします』鈴木 まもる
どんな車でも貸すというレンタカー屋さんの“ぼく”。
明らかに子供なので、おもちゃの車を貸すのかと思いきや本物の車輌を扱っています(笑)。
それでは読み聞かせレビューです!
【読み聞かせにかかる時間】
☑5分未満
□5分以上~10分未満
□10分以上
ページ数:31P
【子供の反応】
鈴木まもるさんのタッチで子供が大好きなはたらく車輌がいくつも描かれている表紙を見て息子が「これは面白そうだ!」と選んできました。
カラフルな色使いといい、この表紙は子供を引きつける要素満載ですね!
もちろん中身の方も、場面場面で色々な車が活躍する様子は楽しいようです。
あと、車だけでなく色々な動物達が登場したり少し非現実的な車輌の使い方をするのも面白いです。
【おすすめキーワード】
・ はたらくくるま ・レンタカー
【学べることキーワード】
・はたらくくるまの特徴 ・ダイナミックな焼き芋消火法 ・ダイナミックな骨格標本づくり
【読み聞かせのポイント】
「間違いじゃないんだけど少し変???」というような車の使い方をしているので終始楽しく読めます。
最初はお客さんだったネコさんが使い終わった車輌の整備を手伝っていたりと動物達の動きにも注目するとより楽しいかと。
【この本を読んで-大人の感想文-】
一見違和感ないようですが、ふと「こういう時って救急車呼んでいいんだっけ?タクシーを使うべきなのかな?」と気になりました。
実際、「陣痛の妊婦さんが救急車を利用するのは不正!」という声をきっかけに近年議論が巻き起こりました。
もちろん、一概にダメ(不正)ということはないようですが「陣痛になったから救急車をよばなくちゃ!はNG」だと私も思います。
その点についてはこちらのサイトが参考になるかと。
この本では、救急車を呼ばなくてはいけない(呼ぶべき)場合の事例として描かれているんだよと私は子供に話しました。
ちなみに、こんな時は救急車を呼んではいけないという事例はこちらの絵本に書かれていました(少々極端な例ですが・・・)。
同じく鈴木まもるさんの絵で、もう少し上の子向けの内容でこんな絵本も出ています。
救急車のことを知るにはおすすめです。
【購入情報】
作・絵:鈴木 まもる
出版社:教育画劇
発行日:2011年2月