おとえほ(お父さん、絵本読んで)

一児の父が綴る絵本紹介ブログです。3~6歳向けの絵本中心です。

『ペンギンきょうだい ふねのたび』工藤 ノリコ

 

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旅行好きの工藤ノリコさんが描く“旅の絵本”『ペンギンきょうだい』シリーズ第2作目。

今回は船に乗ります♪

 

それでは読み聞かせレビューです!

 

【読み聞かせにかかる時間】

□5分未満

☑5分以上~10分未満

□10分以上

ページ数:32P

 

【子供の反応】

こちらはシリーズ2作目ですが、うちの場合最初に読んだのが息子が好きなバスで旅する4作目『ペンギンきょうだい バスのたび』でした。

www.book-trout.com

 

面白かったのでシリーズ3作目の『ペンギンきょうだい そらのたび』を読んだところ、こちらも面白いだけでなく実はシリーズで旅が繋がっていたことが分かりまして息子があとの2冊も読みたい!となり探しました。 

www.book-trout.com

 

読んでみると、やはり繋がっていたことが確認できたので息子歓喜です(笑)。

 

本シリーズの特徴でもあり、旅の楽しみでもある美味しそうな食事も「今回は何を食べるのかな?」と興味津々でした。

  

【おすすめキーワード】

・ ペンギンきょうだい ・笑い ・ほのぼの系 ・旅 ・ハプニング ・ダイビング

 

【学べることキーワード】

・船旅の魅力 ・ゆっくりでも楽しい旅とは? ・サービス精神旺盛な運転手さん ・しっかり者のお姉ちゃんでも泣く時はある

 

【読み聞かせのポイント】

私も長い船旅を一度したことがあります。

茨城県の大洗から北海道の苫小牧まででしたが、飛行機でいけばあっという間のところ18時間弱の航海です。

そんな船旅でも印象的だったのが、最後に目的地である陸地が見えた時と出航前のドキドキ感でした。

そんな出港前の港の様子が見開きで描かれており、こちらも旅のはじまりを感じてドキドキします。

 

もちろん、他にもページごとに細かい描写が盛りだくさんなのでじっくり読んでも楽しめると思います!

 

【この本を読んで-大人の感想文-】

表紙裏の作者プロフィール紹介欄に「海がだいすきで、このお話にでてくるしましま号のような船に実際に乗ったことがある」とあります。

 

実体験をもとにしているのでリアリティもありますが、一方で無人島での休憩やイルカさんの登場など楽しそうな空想の部分も描いているので大人の自分でもこんな旅をしてみたいなぁと思わせてくれる一冊になっています。

 

【購入情報】

作:工藤 ノリコ
出版社:ブロンズ新社
発行日:2011年6月