おとえほ(お父さん、絵本読んで)

一児の父が綴る絵本紹介ブログです。3~6歳向けの絵本中心です。

『ペンギンきょうだい バスのたび』工藤 ノリコ

 

f:id:troutist:20190201131040j:plain

 

旅行好きの工藤ノリコさんが描く“旅の絵本”『ペンギンきょうだい』シリーズ第4作目。

今回は路線バスに乗ります♪

 

それでは読み聞かせレビューです!

 

【読み聞かせにかかる時間】

□5分未満

☑5分以上~10分未満

□10分以上

ページ数:32P

 

【子供の反応】

ペンギンとバスが好きという息子が表紙で選んで持ってきた本です。

 

自分が読んでもとても面白かったので、同じく工藤ノリコさんが描くノラネコぐんだんシリーズ、ピヨピヨシリーズなどにハマるきっかけにもなった一冊です。

 

【おすすめキーワード】

・ ペンギンきょうだい ・笑い ・ほのぼの系 ・旅 ・ハプニング

 

【学べることキーワード】

・バスの降り方 ・降車ブザーの魅力 ・寛大な運転手とお客さん ・小さい弟2人を連れたお姉ちゃんの大変さ

 

【読み聞かせのポイント】 

路線バスといえば「ピンポ~ン」という降車の合図ボタン。

 

その響きが子供にとって好きというか心地良いんでしょうか。

 

ここは一緒になって「ピンポ~ン♪」と言いましょう♪

 

途中下車しまくりののんびり旅は楽しく、背景ではそれぞれの乗客がそれぞれの過ごし方をしているのが説明はなくとも時間の流れまで伝わるようにしっかりと描かれているので細かい部分を一緒に探すのも面白いですね。

 

シリーズ3作目となる前作『そらのたび』との繋がりもありますので見つけてみましょう♪ 

www.book-trout.com

 

【この本を読んで-大人の感想文-】

ペンギンきょうだいの旅も4作目となる本作で完結となります。

 

観光地や行楽地に行くだけの旅ではなく、シリーズを通して移動を楽しむ様子が描かれているのでハプニングも含めてそれも旅の醍醐味と思います。

 

また、どのシリーズでも乗り物の乗り方や注意すべき点などが描かれているので子供にとっては十分予習勉強になるかと思います。

 

4作読んで、様々な乗り物に乗って家族で旅行に行くイメージを持てればきっと楽しい家族旅行に行けると思います。

 

表紙裏の作者プロフィール紹介欄に「旅をするのがだいすき」とあります。

きっと作者の工藤ノリコさんは目的地が決まった“旅行”ではなく、移動の過程も楽しみながらのゆったりとした“旅”が好きなのでしょう。

 

自分も趣味は旅行ですが、ペンギンきょうだいのような楽しい旅もいつかしてみたいなぁと思いました。

 

【購入情報】

作:工藤 ノリコ
出版社:ブロンズ新社
発行日:2015年1月