おとえほ(お父さん、絵本読んで)

一児の父が綴る絵本紹介ブログです。3~6歳向けの絵本中心です。

『ピヨピヨ ハッピーバースデー』工藤 ノリコ

 

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『ノラネコぐんだん』シリーズと並び、こちらも工藤ノリコさん作品で人気の『ピヨピヨ』シリーズ第4作目。

かわいらしいヒヨコの兄弟に癒やされます♪

 

それでは読み聞かせレビューです!

 

【読み聞かせにかかる時間】

□5分未満

☑5分以上~10分未満

□10分以上

ページ数:28P

 

【子供の反応】

色々な種類のケーキやお菓子が並ぶ洋菓子屋さんや、たくさんのおもちゃがあるおもちゃ屋さんは絵で見ても魅力的なのかじっくりと見たがります。

 

「お父さんはどのケーキ(おもちゃ)がいい?」と毎回聞いてくるようになりました。

 

ノラネコぐんだんシリーズの『パンこうじょう』ではパン屋さんの様子が描かれていますが、それの洋菓子屋さんバージョンといった感じです。

 

www.book-trout.com

 

楽しそうな一家の様子を見て「誕生日は特別な日で楽しい日」ということがこの絵本を読むことでだいぶ実感が湧いてきたようです。

次の自分の誕生日がいつなのか?としきりに気にするようになりました(笑)。

 

【おすすめキーワード】

・ピヨピヨ ・笑い ・ほのぼの系 ・ケーキ屋さん ・おもちゃ屋さん

 

【学べることキーワード】

・選べなかった子供ならではの悔しさ ・愛されてること ・誕生日の祝い方(※ニワトリ一家の場合)

 

【読み聞かせのポイント】

誕生日パーティーの準備をするところから始まりますが、子供が思っている(期待している)こととはちょっと違う感じですすみます。

 

違和感があるかもしれませんが、そこはあえてヒヨコ(聞き手の子供)の子供を無視して淡々とすすめます。

 

その違和感って正に大人が内緒にしていたり、??な行動をする時の子供の気持ちだと思います。

そういう時は後で何か良いことがあるのかな?と分かってくると期待するようになるかもしれません。

 

それとヒヨコちゃんが誕生日プレゼントでもらったものは後のシリーズでも出てくるので覚えておきましょう♪

 

【この本を読んで-大人の感想文-】

誕生日は単純に「誕生日=美味しい物を食べてプレゼントがもらえる日」ということではなく、祝われている側も親に産んでくれたことと育ててくれたことを感謝する日でもあるというのが伝わりとても素晴らしいと思いました!

 

誕生日の意味というのを教えたり一緒に考えたりするきっかけになりますね。

 

【購入情報】

作:工藤 ノリコ
出版社:佼成出版社
発行日:2012年1月15日

同シリーズの『ピヨピヨ スーパーマーケット』、『ピヨピヨ メリークリスマス』、『ピヨピヨ もりのゆうえんち』、『ピヨピヨ はじめてのキャンプ』とのセットもあります。