『大名行列』シゲリカツヒコ - おとえほ（お父さん、絵本読んで）

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絵本もついにここまできたか…と。

なんとタイトルそのままに大名行列が絵本になってました（笑）。

歴史を勉強した小学生以上なら誰もが聞いたことあるであろう有名なものですが、絵本となると「えっ！？」という感じですよね。

４歳の息子はもちろんなんのことか分からないので私が気になったので選んで読みました♪

それでは読み聞かせレビューです！

□５分未満

☑５分以上～１０分未満

□10分以上

ページ数：32P

「大名行列とは何か？」という教科書的な内容を想像していましたが、そこはやはり幼児向け絵本でした。

まずは「大名行列って楽しいんだよ～」「おもしろいんだよ～」と興味を持たせて、あわよくば将来は歴史好きの男の子、女の子にしてしまおう！

・・・という趣旨は多分ないでしょうけど大名行列の知識無しでも楽しめます。

砂で作られた小さな大名行列の列が動き出してお馴染みの「したにー、したにっ！」のかけ声と共に色々な場所を歩き続けるというものです。

時にはかけ声が「だんごー、だんごっ！」に変わって団子屋で休憩したり、「であえー、であえーっ！」と忍者集団に襲われたりと大変な目に合い続けながらも行列を続けるその姿は可笑しく応援したくなります。

あげく、宇宙人まで登場するメチャメチャな展開に子供も爆笑でした！

・大名行列　・歴史　・江戸時代　・石器時代　・恐竜

・平常心　・やりとげようとする強さ　・ノリがボキャブラ天国　・歴史の勉強にはあまりならない（けど面白い）

「したにー、したにっ！」のかけ声は元気よくいきましょう。

子供もノッてくれれば続けて一緒にやりましょう。

読んであげるというより、一緒に読むと面白い絵本だと思います。

シリアスな絵柄の表紙で真面目なお堅い本を想像していました。

しかし、実際はおバカなユーモラスな内容でした（笑）。

ハチャメチャな大名行列に心奪われますが、それも濃厚なタッチでリアルに書き込まれた絵とのギャップがあるからだと思います。

読み終えた後にふと思いました。

「で、本当は大名行列ってどういうものなんだっけ？」

後日、気になって調べましたがこの本を読まなければ大名行列について調べ直す機会もなかったでしょう。

作：シゲリカツヒコ
出版社：小学館
発行日：2018年3月