『しょうぼうじどうしゃじぷた』作:渡辺 茂男/絵: 山本 忠敬
なんと 1963年発行の超ロングセラー!
出てくる消防車両(救急車)の型は昔のデザインですが、話の内容は今見ても面白いです!
今の消防車両しか知らない息子も大好きです♪
それでは読み聞かせレビューです!
【読み聞かせにかかる時間】
□5分未満
□5分以上~10分未満
☑10分以上
ページ数:28P
【子供の反応】
働く車の中でも特に消防車が好きな息子。
主役は幌付きジープを改良した“じぷた”という見慣れないタイプの車両ですが、逆に新鮮なのか食いつきは思いのほかよかったです。
登場する他の車両もそれぞれ個性があり、「僕は(ポンプ車の)ぱんぷ君がいいな!」と“押し車両”も見つけました(笑)。
【おすすめキーワード】
・消防車 ・救急車 ・ジープ
【学べることキーワード】
・消火方法 ・消防署の仕事 ・ジープの長所 ・適材適所 ・短所を長所に
【読み聞かせのポイント】
初めて読むとほぼ間違いなく…
救急車の“いちもくさん”の独特ななまり?口調に苦戦します(笑)。
練習していちもくさんのキャラをものにしましょう。
そして最初の3台の紹介は堂々と格好良く!
じぷたが少しすねてしまうような場面では悔しさと悲しさを…
メリハリをつけたところで、最後のじぷたが出動を命じられるシーンでは緊迫感を持たせつつ消防署長さんになったつもりで格好良く送り出してあげましょう。
【この本を読んで-大人の感想文-】
この本を通じて適材適所ということが子供に伝えられるかと思います。
人間に置き換えても何かコンプレックスがあっても活躍の場は必ずあるということを教えてあげることができました。
また、舞台が1960年代と自分も産まれる前の時代が舞台なので当時の車両や建物はもちろんノスタルジックな雰囲気が感じとれて面白かったです。
“じぶた”がきっかけで消防士になった方や、ジープを購入したという方も実際いるようです。
一冊の絵本が与える影響力って凄いですね。。。
【購入情報】
作: 渡辺 茂男
絵: 山本 忠敬
出版社: 福音館書店
発行日:1963年6月