『まどから おくりもの』五味 太郎
出版は1983年11月と古い本ですが、今でもクリスマスシーズンになると書店の特設コーナーに平積みされてるほど人気の絵本です。
なんとDVDも出ています!
そんなロングセラーとして親しまれている理由の一つが、シンプルで子供にも分かりやすい「しかけ絵本」だというのもあるかと読んでみて思いました。
それでは読み聞かせレビューです!
【読み聞かせにかかる時間】
□5分未満
☑5分以上~10分未満
□10分以上
ページ数:36P
【子供の反応】
しかけに驚き、しかけに笑いました!
何度見ても面白いようで、しかけが分かっていても自分でめくり返したりして楽しんでいます。
確かに、大人が見ても「よく出来てるなぁ」と関心します。
【おすすめキーワード】
・クリスマス ・サンタさん ・勘違い
【学べることキーワード】
・譲り合い ・創意工夫 ・確認の大切さ ・思い込みはいけない ・配送業の大変さ
【読み聞かせのポイント】
窓から一部分だけ見えているのと、全体では全く別のものだったというのが仕掛け絵本として上手にできてきます。
「このお家の中にいるのは○○さん(動物の種類)かな?」と、まずはサンタさんのように窓から見えてる一部分から中にいるものを一緒に想像しましょう。
「じゃあ中を見てみようか?」とページをめくり、「○○かと思ったら△△だったんだね~」と答え合わせをすると喜びます。
楽しみながらも、「物事は多角的に、広い視野で見よう」ということが少しでも感じてもらえればと思います。
【この本を読んで-大人の感想文-】
早とちりのサンタさんが引き起こす勘違いっぷりがしかけ絵本として子供にも分かりやすくできているので大人としては「面白い」と思いつつ「凄いな」と関心しました。
たとえサンタさんが間違って失敗したとしても現代社会のようにすぐクレームやSNSで拡散騒動にならずハッピーエンドで終わるところも癒やされます♪(笑)
【購入情報】
作: 五味 太郎
出版社: 偕成社
発行日:1983年11月
★読み聞かせや大人数で一緒に楽しめるビッグブックもあります。