『のぞいてみよう! いろいろなのりもの』監修:松島 浩一郎
JTBパブリッシング から出版されている乗り物図鑑です。
子供は消防車のポンプが地下に繋がっているインパクトのある表紙を見て“ジャケ買い”でした(笑)。
特徴的なのは、単なる図鑑ではなく乗り物が断面図で詳細に描かれているので大人が見ても面白いと思います。
それと、意外なおまけが隠されているので何回も楽しめますよ♪
それでは読み聞かせレビューです!
【読み聞かせにかかる時間】
□5分未満
□5分以上~10分未満
☑10分以上
ページ数:48P
【子供の反応】
乗り物単体ではなく、どういう場所にある乗り物なのか?中の構造はどうなっているのか?が分かりやすく描かれているので興味津々です。
乗り物の名前を覚えた後の追加の知識を得る本として面白いようです。
また、おまけとして街中に隠れている標識やお化け、サンタクロースに魔女などミスマッチなキャラクターを見つけてみようというゲーム性もあります。
結構、こちらに夢中になってしまうかもしれません(笑)。
【おすすめキーワード】
・サイレンカー ・工事の車 ・電車 ・飛行機 ・コンテナ船 ・モノレール
【学べることキーワード】
・はたらく車の構造 ・観察力 ・社会の中の乗り物
【読み聞かせのポイント】
断面図という大人にとって分かりやすい絵も、見慣れない子供にとっては最初どうに見ていいか戸惑うかもしれません。
「壊れてるわけじゃないんだけど、乗り物の中が分かりやすいように切ってある絵が描いてあるんだよ」と教えました。
一つ一つの箇所の説明も詳しいので飽きない程度に少しづつでも触れてあげましょう。
【この本を読んで-大人の感想文-】
登場するたくさんの乗り物を続けて見て「そういえば様々な乗り物を利用して遠くに旅行に行ったり、協力して工事や作業をしたり、遠くまで荷物を運んだりすることもあるなぁ」と乗り物同士のつながりを考えました。
人と同じで、1台(1種類)だとやれることは限られるかもしれませんが、様々な乗り物があることでやれることが増えるんだなと思いました。
乗り物の構造は全て意味があることを知ると、もっと乗り物のことが好きになったり、乗り物が動いている社会のことに興味を持つようになると思います。
乗り物の個性を知ることで、子供から大人への一歩を進める手助けにもなる本ではないでしょうか。
【購入情報】
監修: 松島 浩一郎
出版社: JTBパブリッシング
発行日:2016年9月15日